Crosstalk

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技術×営業 対談

製品販売の最前線で活躍する営業S.Nさんと、新色設定やトラブル対応などお客様の技術的なサポートを担うT.Nさん。連携が求められる両部署の役割や関わり方、入社して感じたことなどを語り合いました。

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技術 T.Nさん

2013年入社。技術部門で技術サービスを担当。営業部門と連携しながらお客様の技術的なサポートを行う。オンとオフはきっちり切り替えるタイプだが、休日は仲の良い社員同士でゴルフも!?

営業 S.Nさん

2019年入社。営業部門に所属。担当する関東エリアのお客様を定期訪問し、ニーズのヒアリングや製品の提案などを行う。休日はのんびり映画観賞。天気のいい日は30分以上散歩してリフレッシュ。

営業部門と技術部門が連携してお客様の課題を汲み取り、
的確な解決策をスピーディに提案

技術 Sさん
  • 品質管理SNさん

    営業部門の役割を一言で表すなら“お客様と会社の架け橋”になること。私たちがルート営業でお客様に定期訪問して、「こんな製品(色)が欲しい」という要望や「こんな困り事がある…」という相談を受け、それを社内の各担当部署に伝えることが主な業務になります。技術的な要望に対しては、技術部門と連携を取ることが多いですよね。

  • 製造TNさん

    そうですね。技術部門の中でも技術サービスは、営業部門からの報告に基づき、印刷の不具合などのトラブル発生時の原因調査、それらの対策や改善方法などをまとめ、場合によっては直接お客様の工場の現場などにも足を運び、課題の具体的な解決策を提案しています。技術支援的な役割を担っていますが、お客様が求める色や性能を出すために「こういう使い方でインキの性能を発揮してください」と改良品や改善方法を提案することも私たちの仕事の一つです。

  • 品質管理SNさん

    お客様の要望から「次の新製品はこういった改良品・新製品がよいのでは」と技術部門側へフィードバックをするのも営業の役割ですね。ただ、お客様の要望を聞くといっても、文系畑出身の私にとっては専門用語が多く、入社当初は技術部門から情報が足りない…と言われることが何度かありました。

  • 製造TNさん

    要望を検討する時、どうしても必要な情報がありますからね。もしかすると、入社当初は技術部門のメンバーから何度も「これも聞いてきて」と話があったかもしれません…。

  • 品質管理SNさん

    営業から技術部門に依頼する場合、お客様の要望を私というフィルターを通して伝えるわけで、情報が足りないことは多々ありました。でも、技術部門に聞けば、専門用語や足りない情報についてしっかりと教えてくださいます。そのおかげで知識は増えましたし、今ではお客様との専門的な話もできるようになってきました。だから感謝しているんですよ。

  • 製造TNさん

    技術部門としても、繊細な色や難解な専門知識について、営業部門が私たちの報告をわかりやすくお客様に伝えてくれることはありがたいと思っているんです。技術畑だけあって、正直、私はコミュニケーションは得意ではないです(笑)。でも、営業部門はわからないことがあればどんどん私たちに聞いてくれるじゃないですか。また、いつもお客様の懐にまで飛び込んで、潜在的なニーズまで聞いてくれるので、こちらとしても意見を提案しやすいんです。営業部門と技術部門がお互いに話し合い、状況を理解した上で提案できるこの連携力は当社の強みだと思っています。

  • 品質管理SNさん

    スピードという点でも競合他社に負けていないように思います。お客様の要望を聞いたら、その日に展開して、次の日から動いてもらって…。

  • 製造TNさん

    急にトラブルが発生して、明日解決して欲しい…という要望が入る時だってありますからね。解決策の提案もスピード感を心掛けていますよ。

国内トップシェアであり続ける理由
技術や品質に対する社員のこだわりや熱量がすごい

調色 Dさん
  • 製造TNさん

    私は理系学部出身でモノづくり関連の仕事を志望する中、モノづくりのさまざまな仕事に携わってみたいと思い、企画から製造、販売まで社内で一貫して手掛けている企業で働きたいと考えていました。マツイカガクは金属印刷用インキという国内トップシェアの軸を持って、一貫して事業を展開している点に惹かれ、入社を決めたんですよ。S.Nさんは?

  • 品質管理SNさん

    私も金属印刷用インキで国内トップシェアである点には魅力を感じました。説明会などで話を聞くと、飲料缶や菓子缶など、身近なところで製品が使われていて、面白そうだなと。これもマツイカガクのインキなの!?と驚くことが多かったですね。今では買い物をする時も、当社の製品で印刷された商品をついつい買ってしまいます(笑)。

  • 製造TNさん

    確かにコンビニやスーパーでも手に取ってしまいますよね。でも、入社してわかったのは、トップシェアを誇るほどの技術力は努力の積み重ねで生まれていること。製品によって仕様や使用条件が異なるため、すべて一つひとつ試験をして、お客様の要望をクリアできているかを確認しています。工程一つをとってもすべて試して、ダメなら改良して…の繰り返し。技術や品質に対する社員のこだわりや熱量はすごいなと今も思っています。

  • 品質管理SNさん

    確かに、私も色に対するこだわりは強くなりました。文系学部出身なので、入社当初は専門用語など、わからない話が飛び交っていましたが、知識が増えれば増えるほど、商品を見る目線が変わり、話も理解できるようになりました。私からお客様に提案できることも多くなり、今は文系学部出身なんて気にすることはなくなりましたね。

  • 製造TNさん

    私の場合、理系出身なので知識はある程度あっても、どちらかというとコミュニケーションは苦手で、入社当初は20歳上、30歳上の先輩や上司とうまく話せなくて苦労しました。お客様と話す時も、緊張のせいか、技術的な説明をわかりやすく伝えられず、何度も失敗した経験が…。上司や先輩、営業の方々の支えもあって、少しずつ話し方や伝え方を覚えたんですよ。

  • 品質管理SNさん

    そんな風に思えないくらい、T.Nさんは話し上手ですけどね!

出身学部関係なく活躍できるのがマツイカガク
ここで得た知識やスキルを存分に活かしたい

技術 Sさん・調色 Dさん
  • 製造TNさん

    技術部門の一員として、私はお客様が求めているものを的確に、スピーディに提案していくことを常に目指しています。また、当社の技術の可能性についても調べてみたいですね。金属印刷以外で応用できれば、違う分野にだって事業を展開できるかもしれません。技術支援だけではなく、今後は製品開発にも視野を広げてみたいです。S.Nさんの目標は?

  • 品質管理SNさん

    “頼れる営業”になることです。地道にお客様を訪問して、顔を覚えてもらって、時には趣味の話でお互いを理解し合って…そんな努力が信頼関係につながればと思います。私は営業するならお客様とは本音で話し合いたいんですよね。その土俵に立つためにも、知識と経験をもっと増やしたいと思っています。また、上司がよくおっしゃる「二歩、三歩前を見て行動」という言葉も大切にしたいです。先のことをしっかりと考えた行動が、トラブル時のレスポンスの早さにもつながると思っています。

  • 製造TNさん

    その言葉は営業部門だけではなく技術部門にも言えることです。対応力でも選ばれ続ける会社であるよう、技術部門も日々努力しないと。他部署との協働も大切ですよね。技術部門と営業部門はデスクも近いので話がしやすいです。私はいつも何かしら打ち合わせの声や電話応対の声などが響くこの職場が気に入っているんですよ。社員同士の距離感もほどよくて、意見交換がしやすい雰囲気があって。

  • 品質管理SNさん

    T.Nさんの趣味はゴルフでしたよね。いろいろな部門の先輩とも一緒に回っていると聞きましたよ。

  • 製造TNさん

    先輩後輩関係なく、思いっ切り楽しみます。仕事は仕事、オフはオフで社員同士一緒に楽しめる距離感です。でも、話しやすい環境があるのは、そんな社員同士の関係のよさも理由の一つでしょうね。

  • 品質管理SNさん

    T.Nさんがマツイカガクで活躍できる人として挙げるなら、どんな人物像ですか?

  • 製造TNさん

    自分のことは棚に上げますが(笑)、コミュニケーション力のある人ですね。研究してきたこととは違っていても、知識は入社後に学べるので問題ありません。それよりも自分の思いを言葉にできる、相手にわかりやすく伝えられることが、仕事のさまざまな場面で必要になってくると思います。理系出身なら知識を得ることに戸惑いはないはず。得た知識をどう使って、どう会社に貢献するのかを考え、実践できる人と一緒に働いてみたいと思います。

  • 品質管理SNさん

    私も知識面についてはそう思います。入社してからでも十分身につきますからね。あと、自分の手掛けた製品にプライドを持てる人がいいなと思います。少なくとも私は製品に自信を持って営業していますよ。

  • 製造TNさん

    確かにそうですね!技術部門でもその心意気は求めたいです。

技術 Sさん・調色 Dさん