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人事総務 対談

さまざまな部署で多彩な業務を経験してきた人事総務部門のM.Kさんと、同チームで採用活動や事務などを担当するM.Iさん。若手社員代表としてM.IさんがベテランM.Kさんにキャリアステップや海外進出、社風など、気になるポイントを聞きました。

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人事総務 M.Iさん

2020年入社。人事総務部門に所属。英語が得意で海外事業を視野に入れるマツイカガクに入社。採用活動をはじめ、社会保険や社員の勤怠管理業務などを担当。趣味はスイーツの情報収集。就寝前の動画視聴が癒やし。

人事総務 M.Kさん

2003年入社。人事総務部門に所属。工場勤務から調色部門、国内・海外営業を経て、現在は採用活動や社員教育をはじめ、全社的なプロジェクトも担う。通勤中の読書が日課。休日は家族とのんびり。

社員一人ひとりが思い描くキャリアを歩むために
自己申告制度やキャリア開発シートを導入

技術 Sさん
  • 人事MKさん

    今日は年齢がひと回り以上も違うM.Iさんとの対談ですね。若手社員代表として、何でも聞いてください。

  • 人事MIさん

    ありがとうございます!M.Kさんは入社後、工場勤務からスタートして、今は人事総務で採用企画や教育をはじめ、コーポレートサイトの開設、社内のDX(※1)化など、全社的なプロジェクトにも関わっていますが、M.Kさんのこれまでのキャリアを教えてください。私もこれからどんなキャリアが歩めるのか、ぜひ参考にしたいです。

  • ※1) DX:デジタル技術を活用し、業務や組織、企業文化などを変革すること
  • 人事MKさん

    大学は電気系を専攻していたこともあり、工場の設備関係の仕事に就きたくて、入社当初は生産職からスタートしました。各工程の製造オペレーションを担当し、調色部門も経験し、その後は国内営業、海外事業も経験。今は人事総務です。こうやって振り返ると、いろんな仕事を経験させてもらっていますね。

  • 人事MIさん

    本当にそうですね!でも、これだけ仕事内容が変わると大変なことも多かったのでは…?

  • 人事MKさん

    異動の度に仕事内容が変わるので、覚えるまでは大変でした。でも、それが自分の仕事である以上、真摯に向き合うのが私のやり方。得意だからやる、苦手だからやらないのではなく、苦手なことも努力して得意に変える。それくらいの気持ちで取り組んでいましたよ。

  • 人事MIさん

    私は英語が得意だったので、就活では海外を視野に事業を展開する企業を志望。マツイカガクがこれから海外進出に本格的に取り組むという話を説明会で聞き、事務職志望ですが、自分のスキルを少しでも活かせればと思い、入社を決めました。今は人事総務で採用活動をはじめ、社会保険の手続き全般や社員の勤怠管理などといった志望通りの事務の仕事を担当していますが、「得意」「やってみたい」分野を任せてもらっています。もしかすると、将来私が海外の仕事を任せてもらうためには、苦手に思うような仕事を経験する必要があるかもしれませんね。

  • 人事MKさん

    苦手だと思うのは経験前の時点であって、担当してみると意外とマッチすることも多いものですよ。私の場合、OJTなどで先輩方がしっかりと仕事を教えてくれましたし、さまざまな部署でコミュニケーション力を磨くことができ、人脈もぐっと広がりました。異動の度に次はどんな仕事なのか、ワクワクする部分もありましたから。

  • 人事MIさん

    それでも、やっぱり営業は苦手かな…と思ってしまうんですが。

  • 人事MKさん

    自分で決めつけて、可能性を狭めてしまうなんて、もったいないですよ。私みたいにいろんな部署を経験し、ゼネラリストとしてキャリアを歩む人もいれば、スペシャリストとして一つの仕事を突き詰める人も。どちらになるかは会社の判断だけど、基本、まずはやってみて、本当にダメなら次の部署へというスタンス。だから経験できる間に何でもやってみた方がいいと思うよ。

  • 人事MIさん

    今は1年に1度、全社員が自分の仕事の満足度や異動希望などをアンケート形式で答える自己申告制度があります。こういった制度が人事にも反映されているんですよね。

  • 人事MKさん

    もちろん会社や各部署の状況にもよるけど、できるだけ反映していきたいと考えています。また、2021年度からはキャリア開発シートを運用します。これは学生時代の学びや入社後の経験から、近い将来こんなことをしてみたいといった社員の自己実現の思いを提出してもらい、人事や社員教育に活かしていく取り組みです。M.Iさんも海外事業に携わるためにどんなキャリアステップを歩むのがいいのか、キャリア開発シートを機会に考えてみるといいかもしれませんね。

マツイカガクの飛躍のポイントは海外進出
そのための準備が着々と進行中

調色 Dさん
  • 人事MIさん

    M.Kさんはこれまでのキャリアで海外事業を経験されています。今後のマツイカガクの海外事業について教えてください。

  • 人事MKさん

    当社は国内トップシェアですが、国内での伸びしろには限界があります。さらに会社が発展するためには海外も視野に入れる必要がありますよね。先日、海外から当社の製品について知りたいといった電話があったんですよ。当社には世界に出ても勝負できる製品力や技術力があるのは間違いありません。あとはそのタイミングですね。

  • 人事MIさん

    調色部門などではCCM※2の活用検討も進んでいます。CCMの活用は海外進出のきっかけの一つになりそうです。

  • ※2) CCM:コンピュータカラーマッチング
  • 人事MKさん

    繊細な色をデータ化することで、たとえばオンラインでお客様の要望に合わせた調色ができるようになれば、これは業界でも画期的ですよ。国境は関係なくなりますよね。

  • 人事MIさん

    M.Kさんのように海外事業を経験した社員が増えていますし、社内では私もサポートに入る語学研修がスタートします。海外進出のための準備が着々と進んでいます。

  • 人事MKさん

    海外進出は当社の事業戦略の柱の一つですからね。ただ、私は海外事業を経験して、海外とのコミュニケーションは語学力だけではダメだと気づきました。私は英語が苦手でしたが、仕事を進めるためには相手の思いを理解し、こちらの思いを伝えないといけない。語彙はなくても何とかコミュニケーションを成立させようというパッション(情熱)。それと、語彙がないからこそ、わかりやすく伝えるためのロジック(論理)。この二つが欠かせないと感じたんです。

  • 人事MIさん

    確かにそうですね。日本みたいにやんわり断る…みたいなニュアンスは、たとえ私であっても表現できません。ダメなものはNGとしか言えないですよね。

  • 人事MKさん

    たとえNGと言っても、その後、なぜNGかをロジカルにわかりやすく伝える。そんな会話以上のビジネスコミュニケーション力が必要だと考えています。語学研修でも、このことは社員のみんなに伝えたいですね。

年齢に関係なく意見を言い合える風土を守りながら
国内シェアNO.1のその先へ進みたい

技術 Sさん・調色 Dさん
  • 人事MIさん

    マツイカガクの社内の雰囲気や、どんな先輩がいるのかも気になる人が多いように思います。その点はどうですか?

  • 人事MKさん

    一言で言えばアットホームですよね。80年以上前に小さな会社として創業しましたが、そのファミリーのような雰囲気がそのまま大きくなった感じですね。

  • 人事MIさん

    私のデスクのすぐ近くに役員の方がおられますが、すごく気さくに声を掛けてくださいます。それに社員同士でBBQしたり、ゴルフしたりと、オフも一緒に過ごす方も多いですよね。本当に仲が良いです。

  • 人事MKさん

    オン・オフをきっちり分けるタイプの人が多いようには思うけど、それでもよく遊んでいるよね(笑)。それもあってか、部署内に限らず、部署を超えたコミュニケーションが盛ん。若手社員が自分の意見をしっかりと発信できる環境もあります。

  • 人事MIさん

    年齢に限らず、現場での業務改善や製品開発にもたくさんの意見が出てきます。

  • 人事MKさん

    いろんな考えがあっていいと思います。そうやってアイデアがたくさん出れば出るほど、検討して、よりよいものを選べますから。これからはマツイカガクが「挑戦」「改革」「変革」していく時期。もし一緒に働くなら、自分の意見をしっかりと伝えられる人、国内シェアNO.1のその先へ、一緒に進んでくれるような人がいいなと思います。

  • 人事MIさん

    やっぱり仕事柄、色へのこだわりを持っている人も多いですね。自分の携わった製品で印刷された商品を見るだけでもうれしいって。

  • 人事MKさん

    私が調色部門時代に調色した色の商品が、まだ世の中にはあるんです。スーパーやコンビニで並んでいるのを見るとうれしいですよ。ビール缶の印刷をチェックしながら、頑張ったよな〜とつぶやきながらビールを飲む。まさにマツイカガクな風景です(笑)。

  • 人事MIさん

    私もこれからいろんなキャリアを歩む中で、製品にも深く携わる仕事にも関わってみたいですし、マツイカガクを世の中にPRする仕事にも挑戦してみたいです。自分にできることは何でもチャレンジし、海外事業に関わる仕事に携わることを目標に頑張っていきたいです!また、結婚や出産などのライフイベントを経た後に、時短勤務制度などを利用して職場復帰されている方もたくさんいらっしゃいます。社員の制度が整っていることが、社員の働きやすさを支えているんですね。

  • 人事MKさん

    産休・育休制度をはじめとした社内のさまざまな制度は、利用する社員の周りの理解や協力が一番大切だと考えています。お互いに利用し、助け合う風土があってこその制度。制度を充実させる一方で、風土づくりにも力を入れて、気持ちよく働ける職場にすることも私たち人事総務のミッションですね。

技術 Sさん・調色 Dさん