Crosstalk

Crosstalk

製造×品質管理 対談

リーダーとして製造の現場を担うT.Sさんと、さまざまな調査や分析を行う品質管理のM.Tさん。日頃から仕事でも関わる二人が、それぞれの役割や入社後に感じたこと、マツイカガクで活躍できる人材などについて話し合いました。

01

製造 T.Sさん

2013年入社。製造部門に所属。工程一つを任されるリーダーとして金属印刷用インキの製造に携わる。趣味は先輩や後輩と汗を流す仕事終わりのテニスと、休日に同期や地元の友達と楽しむゴルフ。

品質管理 M.Tさん

2018年入社。品質管理部門に所属。技術部門や製造現場からの依頼に基づいた製品などの調査・分析、生産性向上のための取り組みなどを担う。仕事をはじめてから規則正しい生活になり、健康的になった…とか!?!?

製造時の品質確認やトラブル調査を品質管理が担当
よりよい現場を目指し、生産性向上のための協働も

技術 Sさん
  • 営業TSさん

    私が所属している製造部門では主に金属印刷用インキの生産を担っており、原料の撹拌や練肉といった工程ごとにチームがわかれていますが、私の担当は調整・充填工程。練肉工程で分散されたインキをお客様が求めるインキ形状に調整して、さまざまな容器に充填し、梱包しています。ポジションとしては調整・充填工程のリーダー。製造計画に基づく生産管理や現場管理が主な仕事です。品質管理部のM.Tさんとはインキ形状・色調の検査や指示書の確認、生産時のトラブルなどがあった時に、電話やメールで相談することが多いですよね。

  • 営業MTさん

    品質管理部門はできあがったインキの品質に関する最終検査はもちろん、各工程で問題が出る可能性がないか、インキの分散・形状・色調検査も行いますし、製造前後の指示書の確認、トラブル時の原因調査など、インキの製造・製品に関するさまざまな分析・調査を行っています。製造部門からは「指示書通りになっているか確認して欲しい」「しっかり練肉できているか調査して欲しい」「仕上がりの色を確認して欲しい」といった依頼が届きますので、分析して、結果を報告するのが一般的な流れ。製造だけではなく、生産管理部門や技術部門とも連携はありますし、依頼があれば、調査するのが品質管理部門です。

  • 営業TSさん

    製造工程で違和感があった場合、品質管理部門はその原因を、時には原料に問題がないかまでさかのぼって調査するわけで、大変ですよね。

  • 営業MTさん

    そうなんですよ!毎日色んなインキを製造しているので、調査は結構大変。ルーティンワークは一つもありません。マツイカガクのクオリティを担保する部署でもあるので責任重大ですし、判断ミスは許されません。でも、調査報告後、無事に生産できるようになればうれしいですし、結果的にお客様に喜んでいただけるなら頑張りがいもあります。

  • 営業TSさん

    工程の一つを管理する立場として、効率よく製造できるよう生産性の向上にも取り組んでいますが、ここでも品質管理部門とはよく相談していますよね。

  • 営業MTさん

    現場の改善はお互いの部署の重要項目。生産効率を上げるためのアイデアを出すことは個人テーマとしても持っています。たとえば1度でインキ500kgを10時間掛けて練肉する…なんて、工場の生産能力に限りがある中、効率が悪いですよね。どんな方法なら短時間でできるのか、工程そのものから検討する場合もあります。

  • 営業TSさん

    製造側もただ同じ作業を繰り返すのではなく、どうすれば現場がよりよくなるのか、常に考えるスタンスを大切にしています。私たちが着ている会社の作業着Tシャツに「なぜ?なぜ?これでいいの?」と書いてあるじゃないですか。これも常に疑問を持ち、改善していこうという思いから製造部門で着用しているんですよ。

研究分野と仕事が近くても、遠くても
マツイカガクならさまざまな経験を通して成長できる

調色 Dさん
  • 営業MTさん

    私は大学院で有機化学の研究を行っていましたので、多少今の仕事と内容は近しいですし、研究時にいろんな分析機器にふれてきたおかげで、仕事もスムーズに覚えられましたが、T.Sさんの研究は分野が異なっていたんですよね?

  • 営業TSさん

    そうですね。同じ化学でも私は無機化学。ガラスに関する研究をしていました。マツイカガクでこれまでの学びを活かせているかと言えば、直接的には活かせていないかもしれませんが、私はそこまで気にしていないですね。むしろ研究時の仮説、実証、検討といったプロセスが今の仕事に活きているように思います。それに、私は自分の手掛けたことが可視化できるという点で、飲料缶や菓子缶といった身近な商品に製品が使われているマツイカガクに惹かれ、入社を決めました。大企業ではないかもしれませんが、その分、自分の動きや役割をしっかりと把握し、PDCAサイクルを実践しながらモノづくりに幅広く関われると思ったんです。

  • 営業MTさん

    私も入社を決めた理由の一つに規模感がありますね。就活の時からマツイカガクはほどよい社員数で、話しやすい雰囲気があるな〜と感じていて。私、なんでも直球でズバッと話してしまう性格なんですが、人事の方から「そんなこと気にしなくていいよ。どんどんズバッと言って」と。実際、話しやすい先輩ばかりで、何でも言えるし、聞ける、ありがたい環境です。でも、入社後は覚えることは多かった〜! 2年目に一人立ちして欲しいから1年目で判断できる力を養って欲しいということで、入社後は本当によく勉強しました。就職してからこんなに勉強するんだ〜と驚きでした。

  • 営業TSさん

    私が製造部門の配属になって驚いたのは、思ってた以上に工程内に手作業があったり、人の目といった感覚的なものが求められることですね。設定さえ決めれば、全自動で機械が作ってくれる…ということはまったくなくて、繊細な色を生み出すモノづくりには、人の経験と感覚がとても大切になるんです。

  • 営業MTさん

    社内には職人技を持つ先輩が多いですよね(笑)。

  • 営業TSさん

    そうなんです。当社はCCM※にも取り組んでいますが、まだまだ人の目が製造には必要だと感じました。また、これまでの研究と異なり、工場での生産・製造分野の仕事で戸惑いはあったのですが、2年目で上司と一緒に生産設備の見直しや設備導入、シミュレーションなどを担当させてもらいました。苦労しましたが、今の仕事にも活きる貴重な経験ができました。社員には「いろんな経験をさせて成長してもらいたい」という方針は、入社後の研修や日々の仕事の中でも感じられるように思います。

  • ※CCM:コンピューターカラーマッチング

チャンスの多いマツイカガクだからこそ
活躍できるのは積極的に自分の意見を発言するタイプ

技術 Sさん・調色 Dさん
  • 営業MTさん

    品質管理部門としては不適合ゼロ、依頼をスピーディに解決できるようにすることが目標です。T.Sさんの目標は?

  • 営業STさん

    私はもっともっとスキルアップしたいですね。今手作業で行っている工程を自動化するなど、品質はキープしながらも、作業をより安全に、簡単にできるようにしていきたいです。自動化は時代の流れでもありますが、その部分では品質管理部門とも連携して進めていきたいところです。

  • 営業MTさん

    分析やデータの確認は人の目で行う分、どうしても個人差が出てきます。それをゼロにするために、品質管理部門も自動化・機械化には取り組んでいきたいですね。それと、個人的に楽しく仕事をすることを目標にしています。やっぱりなんでも楽しくないと。その点、当社は休憩時間も雑談で盛り上がるくらい社員同士の仲が良いですし、なんでも意見が言い合える環境があります。

  • 営業TSさん

    私はオフの時間、年齢に関係なく会社の先輩や後輩と一緒にゴルフなどに出掛けることも多いですよ。仕事の時間はマジメだけど、オフは仕事のことを忘れるくらい楽しんでいる人たちが多いように思います。

  • 営業MTさん

    私はプライベートを仕事から完全に切り離す派なんですけどね(笑)。

  • 営業STさん

    マツイカガクで働くなら、M.Tさんみたいに積極的に自分の意見を発言するタイプが合っているかもしれません。新製品や新技術の開発に取り組む中、若手社員でもいろんなことにチャレンジできる会社ですので、声を挙げるチャンスはたくさんあります。そんな集合知が当社の飛躍のポイントだと思っています。

  • 営業MTさん

    私の場合、何も言わず、抱え込んでしまう方がストレス(笑)。何でもすぐに相談して、すぐに動く。そんなアクティブな人がマツイカガクには合っていると思います。若手だから発言できない…といった雰囲気はありませんし、むしろ先輩方も「意見ないの?」って聞いてくれるくらい。自分が動くことで、周りも、会社も動いてくれることに、やりがいや面白さを感じて欲しいですね。

  • 営業STさん

    発言するからには責任も、成果も求められるんですけどね。

  • 営業MTさん

    もちろん、私も言ったからには自分が一番頑張りますよ!

技術 Sさん・調色 Dさん